【用語解説】有効応力

有効応力とは、地盤中で土粒子が実際に受け持っている応力のことです。地盤の強度や変形を評価するうえで基本となる考え方です。

目次
  1. 有効応力の概要
  2. 有効応力の表し方
  3. 実務での位置付け
  4. 注意点
土質太郎のアバター
土質 太郎

建設コンサルタントに長年従事しており、宅地造成の地盤分野に特化した情報を発信しています。

■保有資格
・地質調査技士(現場技術・管理部門)
・1級土木施工管理技士
・地盤品質判定士

有効応力の概要

地盤中の応力は、土粒子に作用する応力と、間隙水が受け持つ圧力に分けて考えられます。有効応力は、全応力から間隙水圧を差し引いた値として表されます。

目次へ戻る

有効応力の表し方

有効応力は、次の式で表されます。

σ' = σ − u

ここで、
σ':有効応力
σ:全応力
u:間隙水圧

目次へ戻る

実務での位置付け

有効応力は、せん断強度の評価、斜面安定計算、支持力計算、沈下検討などに直接関係します。

長期問題では、間隙水圧は静水圧として扱われ、有効応力は地下水位条件により決定されます。

目次へ戻る

注意点

地下水位や間隙水圧の設定を誤ると、有効応力を過大評価または過小評価するおそれがあります。

調査時に泥水位ではなく自然水位を計測することや、季節性の水位変動がある場合は想定される範囲内でなるべく水位の高い状態で検討することが必要です。

PR以下は Amazon アソシエイトの広告リンクです。リンクを経由して購入されると、当サイトに紹介料が入ります。詳しくはプライバシーポリシー

土質試験: 基本と手引き

著:地盤工学会「土質試験-基本と手引き-」改訂編集WG

口コミを見る

関連記事

TOP