ブロック積み擁壁は、一般的な間知ブロックの標準的な仕様・構造であれば、各種基準や標準図に基づいて設計できます。一方、擁壁高さや勾配、裏込め条件などが標準仕様の範囲を外れる場合は、個別に安定性を確認する必要があります。
本ツールは、間知ブロック積み擁壁が標準仕様の適用範囲外となる場合に、安定計算を行うためのフリーソフトです。擁壁の形状や土質条件などを入力することで、滑動・転倒などに対する安定性を確認できるほか、合力の作用位置を示す示力線の出力にも対応しています。
標準図をそのまま適用できないブロック積み擁壁について、構造の成立性を検討する際の概算ツールとしてご活用ください。
V1.00 2026/8/13:リリース
ブロック積み擁壁の安定計算
擁壁|ブロック積み擁壁
間知ブロック積み擁壁の標準仕様表で対応できない不整形な背後地形・急勾配の場合に、試行くさび法(または簡易クーロン式)と指定ピッチごとの段階的な安定計算により照査します。示力線は結果の断面図に描画されます。
ブロック積み擁壁は前面・背面とも同じ向き・同じ角度の勾配となる平行四辺形断面(壁厚は天端から基礎底面まで一定)として自動生成します。照査ピッチは天端から基礎底面まで、この間隔で断面を区切って各段の転倒安定計算を行います(最終段は基礎底面に一致するよう自動調整)。
壁の天端背面を起点として、単一の法(勾配)で背後地形を表します。法幅・法高のいずれかが0の場合は水平として扱います(初期値は水平)。
入力内容に応じて断面形状をリアルタイム表示します。
内部摩擦角φは、三軸圧縮試験等の土質試験により確認した値を用いてください。壁面摩擦角δは一般にδ=(2/3)φ程度が用いられます(初期値はφ入力に応じて自動計算されますが、直接編集できます)。
基礎ありの場合、基礎幅は壁のかかと(背面)位置を基準に、つま先(前面)側へ張り出します。支持力の許容値照査は行わず、最下段(底面)に作用する荷重から必要地耐力(接地圧の最大値)を算定・表記します。滑動照査は最下段(底面)のみ、基礎底面の摩擦係数μにより照査します(基礎なしの場合はブロック最下端の摩擦係数として扱います)。
計算結果
地耐力の確認
算出された必要地耐力を基礎地盤が有しているかは以下のツールで確認できます。


平板載荷試験の荷重計画
平板載荷試験の荷重計画は以下のツールから行うことができます。

詳細な検討は市販ソフトをご利用ください
本ツールはあくまで概略検討用です。詳細な検討や許可申請に提出するための帳票出力にはFORUM8などの市販ソフトをご利用下さい。



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