深層混合処理工法とは、現地地盤の地耐力が建物などの構造物を支えることができない場合に、地盤補強を行う目的で実施する地盤改良工法の一種です。
主に掘削の難しい場所や大深度の改良に用いられます。
目次
深層混合処理工法とは
「2018年版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針-セメント系固化材を用いた深層・浅層混合処理工法-」では以下のように定義されています。
原位置で地盤内にセメント系固化材を供給し、改良対象土と強制的に撹拌混合する工法。固化材の添加方式としては粉体状とスラリー状、撹拌混合方式としては機械式と噴射式に分類できる。撹拌混合は、地中に固化材を吐出して行う場合が多いが、地上に排出した土とセメント系固化材を混合し、再度地中に戻し撹拌混合する置換式工法もある。柱状改良とも言う。
2018年版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針-セメント系固化材を用いた深層・浅層混合処理工法-
(一財)日本建築センター
(一財)ベターリビング
公共事業のような大規模土木工事では概ね13m以上の改良が必要な場合に用いられますが、宅地造成工事の場合は数mの改良深度でも多く用いられます。
よって、宅地造成工事では「深層混合処理工法」ではなく「柱状改良」と呼称される場合が多いです。
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しかし、それでも誤植などのリスクがあるため、実設計の際は必ず引用元の基準を参照するようお願いします。
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