サンプリングとは、地盤調査において地中の土を採取する作業のことです。土質の確認や各種試験を行うための基礎資料として用いられます。
目次
サンプリングの概要
サンプリングでは、ボーリング調査などにより地盤から実際の土を取り出します。
採取された土は、
- 土質の判別
- 含水比や粒度の確認
- 各種室内試験
などに使用されます。
撹乱試料と不撹乱試料
サンプリングで採取される土は、大きく次の2種類に分けられます。
撹乱試料
撹乱試料とは、採取の過程で土の構造が乱れた状態の試料です。
- 主に土質判別や粒度確認に使用
- 比較的簡易な方法で採取される
- 力学特性の評価には適さない
不撹乱試料
不撹乱試料とは、土の構造や状態をできるだけ保ったまま採取した試料です。
- 圧密試験や三軸試験などに使用
- 地盤の力学特性を評価できる
- 採取には高度な管理と手間が必要
不撹乱試料とボーリング孔径の関係
不撹乱試料を採取する場合、採取する土の硬さに応じて、対応したサンプラーの貫入できる適切なボーリング孔径を選ぶ必要があります。
- 軟らかい土では、小径の孔でも採取が可能
- 硬い土では、より大きな孔径が必要
孔径が不適切な場合、不撹乱試料として成立しないこともあります。
そのため、不撹乱試料の採取は、土質や硬さを想定したうえで調査計画を立てることが重要です。
実務での位置付け
サンプリングは、N値などの数値データだけでは分からない地盤の性状を把握するために重要な作業です。
柱状図の作成や設計条件の整理において、基礎となる情報を提供します。
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