内部摩擦角Φとは、土のせん断強度を表す指標の一つで、拘束圧(有効応力)とせん断抵抗力の関係を角度として表したものです。安定計算や支持力計算など、地盤の力学的評価に用いられます。
目次
内部摩擦角Φの求め方
内部摩擦角Φは、三軸圧縮試験や一面せん断試験などの土質試験結果から求められます。また、概略検討や初期検討では、N値などの地盤調査結果をもとに経験的に推定される場合もあります。
あわせて読みたい


【土質試験】三軸圧縮試験のCD、CU、UUの違いと使い分け
土の強度定数(c、Φ)を求めるために実施する三軸圧縮試験には3種類の方法があります。 具体的には(CD試験、CU試験、UU試験)の3つです。(※細かく分類するとCU試験は…
実務での位置付け
内部摩擦角Φは、斜面安定計算、擁壁の設計、支持力の検討などで使用されます。粘着力cと組み合わせて、地盤のせん断強度を評価するための基本的なパラメータです。
注意点
内部摩擦角Φは、土質、密度、含水状態、拘束圧の範囲、試験方法によって値が変わります。N値による推定は簡易的な方法であり、重要な構造物や詳細検討では、土質試験結果にもとづいて設定することが重要です。
あわせて読みたい


【用語解説】粘着力c
粘着力cとは、土のせん断強度を構成する要素の一つで、拘束圧が作用しない状態でも発揮されるせん断抵抗成分を示す値です。内部摩擦角Φと組み合わせて、地盤のせん断強…
あわせて読みたい


【用語解説】せん断強度
せん断強度とは、土がせん断破壊に抵抗できる限界の強さを示す指標です。地盤の安定性や支持力を評価するための基本的な力学特性で、斜面安定計算や擁壁設計などに用い…


コメント