擁壁壁高ごとの必要地耐力の目安があらかじめわかっていれば地耐力の証明に必要な調査や試験数量が明確になるため、予算の算出などに便利ですよね。
そこで本記事では、擁壁壁高ごとの必要地耐力の目安を表に整理しました。
目次
壁高ごとの必要地耐力の目安
壁高ごとの必要地耐力の目安を下表に整理しました。なお、擁壁の条件は基礎地盤2種、背面土3種、上載荷重10kN/㎡を想定しています。
擁壁全高(m) | 必要地耐力(kN/㎡) |
---|---|
1.0 | 34.1 |
1.1 | 38.2 |
1.2 | 40.8 |
1.3 | 43.3 |
1.4 | 45.9 |
1.5 | 48.4 |
1.6 | 50.9 |
1.7 | 56.2 |
1.8 | 58.6 |
1.9 | 61.1 |
2.0 | 64.4 |
2.1 | 66.8 |
2.2 | 69.2 |
2.3 | 71.6 |
2.4 | 73.9 |
2.5 | 76.3 |
2.6 | 78.7 |
2.7 | 81.1 |
2.8 | 86.1 |
2.9 | 88.4 |
3.0 | 94.3 |
3.1 | 99.5 |
3.2 | 101.9 |
3.3 | 104.2 |
3.4 | 106.5 |
3.5 | 108.9 |
3.6 | 111.2 |
3.7 | 113.6 |
3.8 | 115.9 |
3.9 | 118.3 |
4.0 | 120.6 |
4.1 | 123.0 |
4.2 | 125.4 |
4.3 | 127.7 |
4.4 | 130.1 |
4.5 | 135.0 |
4.6 | 137.4 |
4.7 | 139.7 |
4.8 | 142.1 |
4.9 | 144.5 |
5.0 | 146.8 |
行政によっては100kN/㎡未満は地耐力の確認が不要であったり、キャスポル試験による簡易的な確認を認めている場合があります。
また、スクリューウエイト貫入試験では120kN/㎡以上の地耐力を確認することができないため、全高が4m付近になると標準貫入試験あるいは平板載荷試験が必要となることが上表より解ります。
まとめ
以上。本記事では擁壁壁高ごとの必要地耐力の目安を表に整理しました。
地耐力の確認方法については各行政担当との相談が必要ですが、本記事で示した表によりある程度の予算決めが可能になると思います。
本記事の内容がお役に立ちましたら嬉しいです。
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